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土地の有効活用形態と管理 その③
こんにちは 桑野です。
今回はオフィスビルの経営についてコンパクトに説明します。

【事業の特性】
立地条件が適してデザインに優れ、設備が充実していれば、比較的容易に収益が期待できると思います。
マンションよりも一般的に建築コストは高くなりますが、賃料単価を高く設定できるため、収益性は良い場合が多いですが、景気や社会情勢に左右されることがあります。コロナにより在宅ワークが増えたのが例ですね。
【計画上の留意点】
①立地条件
立地条件はオフィスビル事業の重要な要素になります。一般的にテナントの業務活動に適した立地(業務系施設が集積している、通勤に便利、主要取引先や官公庁に近いなど)が望ましいです。
福岡に関しては、福岡ビジネス地区(赤坂大名、天神、薬院、祇園呉服町、博多駅前、博多駅東)がオフィスビルが集中しているエリアですね。
②市場動向
三鬼商事によると、コロナ禍からの回復に伴い企業のオフィス回帰が進んでいるようです。完全リモートから週2、3日の出社に変える企業が増え、リモートワークの限界がわかった企業が対面でのコミュニケーションを再評価したのが空室率低下にもつながっているようです。
福岡については、2025年はオフィスビルが8棟竣工するようですが、その後新規供給は落ち着くことが見込まれ、また建替えに伴うオフィス需要もあることから空室率は減少することが期待されるようです。
次回はロードサイド店舗経営について